概要
本ツール「建築業界用|売上管理ツール」は、建築業界の現場ごとの売上管理や担当者別の集計に関するお悩みを解決するために開発されました。フォーム入力だけで売上情報が自動集計され、ダッシュボードで即時可視化されるExcelテンプレートです。
日別の売上と目標の比較、担当者別の実績集計、工事内容別の売上分布などをピボットグラフで表示し、営業管理の効率化と数値の見える化を支援することを目的としています。初心者の方でも安心して導入できるよう、わかりやすいマニュアルが付属しており、設定方法やカスタマイズ方法も丁寧に解説しております。
このツールを導入することで、これまで見えにくかった売上実績を「見える化」し、現場の作業効率向上と正確な売上把握を同時に実現します。
導入メリット
● 売上の「見える化」を実現:月別、担当者別、工事内容別など、複数の視点から売上・粗利・工事状況を自動で集計・可視化し、これまで見えにくかった実績を明確に把握できます。
● 作業効率の大幅な向上:フォーム入力で完結するため、データ入力の手間が省け、現場担当者の作業時間を削減します。
● 柔軟なカスタマイズ性:自由設定項目や各設定シートにより、自社のビジネスに合わせて必要な管理項目を追加・設定し、最適なツールを構築できます。
● 迅速な経営判断をサポート:自動集計・グラフ化されるダッシュボードにより、最新の売上状況をリアルタイムで把握し、素早い意思決定に繋げられます。
想定ユーザー
● 営業担当者・営業マネージャー
● 現場管理責任者(工事・案件別の進捗把握)
● 経営層(全体実績・目標達成率のモニタリング)
● Excelベースで管理をしている中小企業や建設業・工務店の業務管理者
利用シーン
「誰がどれくらい稼いでいる?」「売上実績が見えにくい」といった日々の売上管理に課題 を感じている場合に最適です。本ツールは、売上実績の把握にかかる手間と時間を大幅に削減し、迅速な経営判断をサポートします。
主要機能
本ツールは、建築業界の現場運用に合わせて「自分だけのツール」が作れるよう、以下の特徴とおすすめポイントがあります。
1. 入力フォームで現場の作業を簡略化
誰でも簡単に使えるフォーム入力方式を採用しています。
PCから登録日、担当者、 顧客名、工事内容、売上金額、材料費、外注費、ステータス、契約日、請求日、入金日、備考、自由設定項目1~3といった売上情報を入力するだけで、データが自動的にExcelシートに反映され、ダッシュボードが即座に更新されます。
煩雑な手入力作業をなくし、現場担当者の負担を軽減します。
2. カスタマイズ自在な管理項目
自社の運用に合わせて、以下の項目を柔軟に設定・管理できます。
○ 工事内容設定:希望の工事内容を自由に記入でき、ラベル色や書式設定も変更可能です。
○ ステータス設定:現場の状況に合わせたステータス(例:見積中、契約済、請求済、入金済)を記入でき、ステータスごとにセルの背景色を自動で切り替える条件付き書式設定も可能です。
○ 自由設定項目:最大3つまで自由な管理項目を設定可能で、項目名だけでなく、その形式(数字/文字/日付)も選択できます。
○ 担当者設定:担当者名と職位を記入し、ラベル色や書式設定も変更できます。
○ 目標設定:日付ごとに累積の目標金額を記入・管理できます。
3. 見やすい自動ダッシュボード+自分でグラフ追加もOK
入力されたデータは自動で集計され、視覚的に分かりやすいダッシュボードでグラフ化されます。月別売上・粗利推移、担当者別売上・粗利推移、売上vs目標達成推移グラフ、工事内容別集計など、複数の視点から売上や利益、工事状況を分析できます。
さらに、ピボットテーブルやグラフをダッシュボードに追加したい場合でも、ピボットテーブルを新規作成し、ダッシュボードシートに貼り付け、更新ピボットシートにそのシート名を追記するだけで、フォーム登録時や更新ボタン押下時にそのグラフも一括更新対象になります。
使用方法(操作手順)
使用を始める前に、各種設定シートでマスタ情報の登録を行ってください。
1. フォームを開く:ダッシュボードシートを開き、「フォーム入力」ボタンをクリックします。
2. 売上情報を入力:入力フォームが表示されるので、各項目を入力します。
3. 登録:入力完了後、「登録」ボタンをクリックします。
4. 自動反映&ダッシュボード更新:入力内容が登録データシートに自動で転記され、 ダッシュボードシート上の各種グラフが自動で更新されます。
5. 登録済みデータの修正:登録データシートを直接開いて、該当行を編集できます。最新情報がダッシュボードに反映されない場合は、ダッシュボード左上の「更新ボタン」をクリックしてください。
6. グラフの追加方法(自由に分析項目を追加したい場合):
● 登録データシートを開きます。
● 「挿入」タブから「ピボットテーブル」を選択し、データ範囲を指定して 「新規ワークシート」を選択します。
● 作成されたピボットテーブルで、行に項目・値に数値をドラッグして集計を構成します。
● 「挿入」タブから「おすすめグラフ」などから適切なグラフを作成します。
● 作成されたグラフを右クリックで「切り取り」し、ダッシュボードシートに 貼り付けます。
● デザイン・色・ラベル等を適宜カスタマイズします。
● ピボットテーブルを含むシートの名前を分かりやすく変更し、「更新ピボット」シートのA列最終行に、命名したシート名を追記します。
● 以後、「更新ボタン」でそのグラフも一括更新対象になります。
免責事項と注意点
免責事項
● 本ツールは、業務効率化を目的とした支援ツールであり、正確性・完全性を保証するものではありません。
● 利用により生じた損害(業務上の損失・データ消失・営業機会の逸失等)につい て、開発者は一切の責任を負いません。
● 本ツールはユーザーの利用環境による不具合・制約についても責任を負いかねます。
● MicrosoftExcelの仕様変更やバージョンアップにより、一部機能が正常に動作しない 場合があります。
● ユーザーによる設定変更によりツールが機能しなくなった場合、再度原本データを提供することはできません。原本ファイルを残した状態で使い始めることを推奨します。
注意点(ご利用にあたって)
● マクロを有効にして開く必要があります(マクロが無効な状態では登録・集計処理 は実行されません)。
● 各シートの変更可能な範囲、設定については「2.シート構成の説明」を参照してく ださい。
● お渡し時点ではダミーデータ・設定を入れておりますので、適宜変更の上ご使用く ださい。
● Excelマクロが有効化できる環境(.xlsm形式)であること、マクロの実行を許可す るセキュリティ設定が行われていること、「登録データ」「目標設定」「更新ピ ボット」など、テンプレートに準じたシート構成が維持されていることが使用にあたっての前提条件となります。