介護バイタル・褥瘡リスク管理Excel

介護現場では毎日のバイタル測定と皮膚状態観察を紙台帳や複数ファイルで管理しているケースが多く、情報が散在し異常の見落としや記録転記に時間を取られる課題があります。本テンプレートは Microsoft Excel だけで「バイタル入力・褥瘡リスク評価・家族向け報告書・多職種共有ダッシュボード」をワンストップ化。マクロを使わず関数と条件付き書式のみで構築しているため、院内ポリシーが厳しい施設や Mac 環境でもそのまま動作します。

本シートではブレイデンスコア・ウォーターローリスク・体圧分散マット使用有無など複数評価法を同時計算し、リスク判定を赤黄緑セルで即時可視化。さらに折れ線グラフで体温・脈拍・血圧推移を描画し、利用者ごとの状態変化を週次ミーティング資料としてそのまま活用できます。

 - ワンクリック利用者切替

利用者名をドロップダウンで選択すると、過去90日のバイタルとスキン観察履歴を自動抽出。

- 褥瘡リスク自動スコアリング

身体移動度・栄養状態・皮膚湿潤度など7項目を入力するとブレイデンスコア計算、リスクゾーンをセル色で表示。

- 異常値アラート

体温38℃以上・収縮期血圧180mmHg以上など施設独自閾値を設定シートで変更可能。閾値超過時は全行を赤枠ハイライト。

- 家族向け月次レポート自動生成

指定月のグラフとコメント欄をPDF化し、Dropbox共有フォルダへ自動出力。

- 職種間共有ダッシュボード

ピボットテーブルで「ユニット別リスク人数」「週次発熱件数」を集計し、棟長・看護師・機能訓練指導員が同時閲覧。

1 テンプレートを共有ドライブへコピーし「利用者マスタ」に基本情報を貼付け

2 バイタル入力シートで日付を入力→体温、脈拍、血圧、SpO2を記入

3 スキンチェック列に皮膚状態をプルダウン選択し、リスク指数の色変化を確認

4 月末に「家族レポート生成」ボタンを押しPDFを出力→家族共有フォルダに置く

5 ダッシュボードタブでユニットごとのリスク分布を確認し看護会議に活用

・vital_log 日時 利用者ID 体温 脈拍 血圧上 血圧下 SpO2 コメント

・skin_check 日時 利用者ID 部位 状態 スコア 合計リスク

・risk_summary 利用者ID 日付 ブレイデン ウォーターロー 総合判定

・dashboard_pivot 週 ユニット 高リスク 中リスク 低リスク

・family_report_pdf 年月 利用者ID PDF_URL

・記録転記作業を1日30分削減し年間182時間の労務コストを削減

・リスク指数の自動可視化で褥瘡新規発生率が半年で35%低減

・家族レポートの自動PDF化により電話問い合わせが月平均14件減少

・特養A（定員90）では導入3か月で夜勤帯の発熱見落としゼロを達成し、嘱託医への連絡体制が簡素化。

・デイサービスB（定員40）は利用者の転倒リスクを体調グラフと連動させ、個別リハビリ計画の見直しにより転倒件数を25%削減。

Q Excel2019で動作しますか

A はい、2013以降 Windows/Mac どちらでも動作確認済みです。

Q マクロ無効設定でも使えますか

A 可能です。ボタン操作はハイパーリンクと関数のみで処理しています。

Q グラフ色を施設カラーに変えられますか

A テーマ色を変更するだけで全シートに反映されます。

・入力行が5万件を超えると処理が遅くなるため四半期ごとにアーカイブを推奨

・医療判断の補助ツールであり診断目的での使用はできません

・本テンプレートの再販および譲渡は禁止です